
1~2月は「はたちの献血」キャンペーン月間です!新型コロナワクチン接種後はいつから献血できる?当社専属保健師が解説します
新成人の皆様、ご成人おめでとうございます。毎年1月から2月は「はたちの献血」キャンペーン月間なのをご存じですか?全血献血は200mlなら16歳から、成分献血は18歳からできるんです!
今回のコラムでは、献血はなぜ必要なのか、どんな人が必要としているのか?や、新型コロナワクチン接種後はいつから献血ができるのかなど、献血について当社専属保健師がご紹介します。
■なぜ献血が必要なのか
唐突ですが、血液は、人工的に造ることができず、長い間保存することもできません。
多くの患者さんの病気やけがの治療に使われている血液製剤は、献血でご提供いただいた血液からつくられています。提供する人が減ると、助けられる命も助けられないことになる可能性も出てきます。無償で、病気で輸血等を必要とする人々を助けるボランティア活動(献血)を成人したこの機会にやってみませんか?
出典:厚生労働省 献血についての副読本_高校生用
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000474922.pdf
■献血はどのような手順が必要で、どのぐらいの時間がかかる?
一連の、献血の流れはどうなっているのでしょうか?
献血にかかる時間が気になるかたもいらっしゃるかと思います。献血の種類や献血する量によって異なりますが、おおよそは以下の通りです。
全血献血は40~50分(採血にかかる時間は10~15分)
成分献血は90~120分(採血にかかる時間は40~90分)
ネットや電話で予約もできますのでお好きな時間に献血が出来ます。
出典:厚生労働省 献血について知りたい
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14062.html
出典:厚生労働省 けんけつ HOP STEP JUMP
https://www.mhlw.go.jp/content/11127000/000611234.pdf
■献血された血液はどう使われる?
献血された血液は検査等を受けて血液製剤となり、有効利用されております。
実際に輸血を受けている方々の病名はどんなものなのでしょうか?
出典:Go To献血 疾患と輸血
http://goto-kenketsu.jp/where3.html
日本人の2人に1人は一生のうちに何らかの「がん」にかかるといわれています。その治療に献血の善意が大いに利用されていますね。
私も病院勤務時に、輸血が必要な患者様のクロスマッチングに走った記憶がよみがえります。妊娠中や授乳中は献血が出来ない期間もありますが、病気の人の役に立てるのならば!と、体重を維持しながら年2回の400ml献血に勤しんでいる献血マニアです。
最近、新型コロナワクチンを接種した後に、献血しましたが、ワクチンの種類によって接種できる期間が変わりますので、ご注意ください。
※予防接種前の献血の制限はありませんので、ご協力よろしくお願いします。
その他、新型コロナウイルスに感染した、濃厚接触者になった、6ヶ月以内にピアスや刺青を入れた、海外渡航も行った国により接種期間が決まるので、窓口で正直に今の自分の状況を申告して、輸血を必要とする人に協力しましょう。
新成人の皆様に限らず、献血可能な方々に、今後とも、献血のご協力を切にお願いいたします。
■ 執筆 ■
小岩 統子
こいわ とうこ
株式会社Central Medience
産業医ラボ.com専属保健師
臨床にてICU・内科・訪問看護を5年ほど経験したのち、
健康保険組合・企業などにて13年間産業保健師として活躍。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスに入社し、
産業医ラボ.comの専属保健師として活躍している。
産業医ラボ.comでは、
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薬剤師によるお薬相談も承っておりますので是非ご活用下さい!!
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