
朝食を抜くとどうなるの?
朝食は一日の食事の中でも特に大切だと言われています。
なぜ大切なのかと言うと、第一に、朝食は寝起き後、最初の体へのエネルギー補給になります。これにより、脳と体が目覚めることができ、集中力や運動能力が上がり、午前中のパフォーマンスが高まります。
次に、朝食を抜くと自律神経が乱れがちになります。これは血液中の糖分が不足し、イライラやストレスの原因となるアドレナリンというホルモンが分泌され、交感神経が優位な状態になるからです。自律神経が乱れることは心身ともに大きな影響を与えることになります。
さらに糖尿病や心臓病、肥満などの生活習慣病のリスクが高くなり太りやすくなることもわかっています。
朝食を抜くとうつになる?
脳が働くために必要なブドウ糖は食後4時間で消費されてしまいます。ブドウ糖が不足した状態が続くと脳に疲労が溜まり、体も疲れやすくなり、うつになると言われています。
朝食を抜くとブドウ糖は午前中に尽きてしまい、脳も体も働くことができません。
さらに人はストレスを感じるとタンパク質の分解が促進されます。そのため、ストレスを常に感じている人は消費されたタンパク質を補わないと、うつになりやすい傾向があります。
正しい朝食の摂り方&メニュー
体内時計をきちんと動かすためにも朝食は起床後1時間以内に食べましょう。そしてよく噛んで20分以上かけてゆっくり食べることです。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎ防止にもつながります。
朝食のメニューは、ブドウ糖を摂取できるごはんなどの炭水化物、卵や牛乳、ヨーグルトなどのタンパク質、ビタミンやミネラルを含む果物や野菜などを食べましょう。
朝はどうしても睡眠時間を優先して朝食をおろそかにしてしまう人は多いと思います。
けれど、少しだけ早く起きて、きちんと朝食の時間を取ることは心身ともにとても良い影響があります。まずは朝型の生活リズムに変えることから始めていきましょう。