
漠然とした不安やホルモンバランスの崩れによるイライラなどの感情は、好きな香りを嗅いでリセットしよう!当社専属の精神保健福祉士が紹介します!
気候の変化やホルモンバランスの崩れ、自律神経の乱れなどで漠然とした不安やイライラ、物事に集中できなかったり気分が落ち込みやすかったりなどの経験はありませんか?
そんな時は、コロンやアロマオイルなど好きな香りを嗅ぐことでリセットすることができます。
今回のコラムでは、香りの効果や効能などを当社専属の精神保健福祉士がご紹介します。
■香りが心身に与える効果とは
人には五感「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」が備わっていますが、この中で唯一私たちの本能や情動に直接働きかける感覚が“嗅覚”になります。
嗅覚の情報は、視聴覚の情報と違い、本能的な行動や感情に関わる大脳辺縁系にダイレクトに届きます。そのため、香りを嗅ぐとその匂いを判断する前に感情が動くのです。さらに香りの情報は脳の視床下部に伝わり、自律神経系やホルモン系、免疫系に影響を与えるため、心身のバランスを整え、気分を改善しホルモン分泌を正しく促す効果があります。
このことから積極的に好きな香りを嗅ぐことでうまく脳に働きかけ、不安やイライラなどの負の感情をリセットする時間をつくりましょう!
■代表的な香りの効能
・ラベンダー
鎮静作用と高いリラックス効果があり、緊張やストレスを和らげ、気分を落ち着かせたい時や不眠でお悩みの方におすすめです。
・ベルガモット
柑橘系の香りで、心の鎮静と高揚感のバランスを整えてくれる働きがあります。
・ゼラニウム
ローズにも似た香りで、精神のバランスを整える働きが期待できるだけでなく、不安な気持ちやイライラを鎮めてくれる効果もあります。
・ユーカリ
すっきりとした清涼感のある香りで、気分をリフレッシュさせ集中力を高めてくれる働きがあります。さらに喉や鼻のコンディションも良くしてくれるので、風邪の予防や気管支の炎症改善におすすめです。
・ジャスミン
甘くて濃厚な香りで、精神を安定・強化させ、感情からくるさまざまな問題に対処する効果があります。さらに細胞成長の促進作用があるといわれ、肌の老化を防ぐ効果や生理痛・PMSにも有効的です。
アロマオイルの香りは心身にあらゆる効果をもたらしてくれますが、もっと身近な香りでも効果があります。
それがコーヒーです。コーヒーであれば職場でも気兼ねなく香りを楽しむことができますよね。
コーヒーの種類によっても効果の違いがあることが実証され、グアテマラやブルーマウンテンにはリラックス効果が、ブラジルサントス・マンデリン・ハワイコナには脳の活性化や情報処理のスピードアップ効果があるそうです。
■まとめ
アロマオイルやコーヒーは手軽に手に入れることができ、心身の不調を緩和するのに効果的です。
自分の好きな香りやその時の不調に合わせた香りを選んで、日頃からリセットタイムを取り入れてみてください!
■ 執筆 ■
大澤 海実
おおさわ あみ
株式会社セントラルメディエンス
産業医ラボ.com専属精神保健福祉士
入社前は精神科のクリニックにて
AC(アダルトチルドレン)やaddiction(依存症)の患者を対象に
数多くの生活相談を受ける。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスで
産業医ラボ.comの専属精神保健福祉士として活躍している。
主に従業員・一般個人のメンタルヘルス相談や
ストレスチェックに関する企業へのサポート業務を担当。
「大澤先生の一問一答」
https://sangyouilabo.com/category/qanda/
産業医ラボ.comでは、
保健師・精神保健福祉士によるメンタルヘルス相談窓口を開設しております。
薬剤師によるお薬相談も承っておりますので是非ご活用下さい!!
![]()
メンタルヘルス・お薬相談ROOMはこちら↑