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イライラするのは原因があった!?イライラしやすい人とイライラしにくい人の違いとは?当社専属の精神保健福祉士がご紹介します!

イライラするのは原因があった!?イライラしやすい人とイライラしにくい人の違いとは?当社専属の精神保健福祉士がご紹介します!

イライラするのは原因があった!?イライラしやすい人とイライラしにくい人の違いとは?当社専属の精神保健福祉士がご紹介します!

 

日々の生活の中で何かにイライラしてしまうことは誰にでもあると思います。しかし、イライラし過ぎたり、溜め込みすぎたりすると体だけではなく心にも悪影響を及ぼします。
そこで今回は、イライラの原因や、その対処法を当社専属の精神保健福祉士が紹介します!

 


 

■イライラする原因

人は、自分の思い通りに物事が運ばないとイライラしてしまうといいます。
例えば、いつもの時間に来る電車が遅延している場合や、今日中にやらなければならないことがまだあるのに予定外の用事を頼まれた時など、自分の思い描いていた目標を達成できないかもしれないという気持ちが焦りやイライラにつながるのです。これは人に対しても言えることで、相手が思い通りに動いてくれないことに対してイライラしてしまいます。

 

イライラしやすい人としにくい人の違い

イライラの原因がわかるとイライラしやすい人としにくい人の違いがよくわかります。

〈イライラしやすい人の特徴〉

イライラしやすい人の特徴は、几帳面な人や完璧主義の人が多く、「こうあるべき」「こうでなければならない」などの自分ルールが決まっています。そのため自分ルールから外れるとイライラを感じてしまうのです。そしてそのルールを他人にも求めてしまいやすいため、相手がそのルールから外れた時にもイライラを感じてしまいます。

〈イライラしにくい人の特徴〉

反対に、イライラしにくい人はすべてが自分の思い通りに動かないことを理解していて柔軟に動くことができる人です。そして自分ルールがあっても、それを他人に押し付けないので相手がルールから外れてもイライラはしません。

■イライラが及ぼす影響

ストレスの多い現代社会では、全くイライラしない人はいないと思いますが、もし常にイライラしている人が会社などの身近にいると周りにもそのイライラが伝染してしまうことがあります。そしてそのイライラがストレスとなり人間関係を悪化させてしまうかもしれません。
さらにイライラは過食にもつながります。
イライラして体がストレス状態になると、自律神経は交感神経が優位になり、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが分泌されます。そうなると、活動モードになった体を支えるため、エネルギー源である「糖」を欲するので、暴飲暴食や甘いものの食べ過ぎにつながってしまうのです。

イライラの対処法

自分ルールも大切ですが、人にはそれぞれ違った考え方や価値観があり、すべてのことが自分の思い通りにいくわけではないのだ、と物事を柔軟に捉えられるようになればイライラのコントロールもしやすくなります。
どうしてもイライラしてしまう場面になったら、深呼吸をしましょう。深い呼吸を行うことで副交感神経が優位になり、体はリラックスモードになります。そしてその場から少し離れたり、全く違うことをしてみたりと、イライラの原因と向き合わないことで、冷静な気持ちを取り戻すことができるでしょう。

さらに睡眠をしっかりとることです。体が疲れていると心も疲れてしまいます。最近イライラすることが増えたかなと思ったら、いつもより30分でも早く寝る努力をしましょう。もちろん睡眠時間だけでなく質にもこだわり、就寝前のカフェイン摂取やスマホ操作などは控えることが大切です。

■まとめ

生きていれば誰にだってイライラしてしまうことはあります。
しかし、イライラばかりではストレスを溜め込む生活になってしまいます。少しでも物事を柔軟に捉えることで、イライラをコントロールしやすい生活を送っていきましょう!

 


 

 

■ 執筆 ■
大澤 海実
おおさわ あみ

株式会社セントラルメディエンス
産業医ラボ.com専属精神保健福祉士

入社前は精神科のクリニックにて
AC(アダルトチルドレン)やaddiction(依存症)の患者を対象に
数多くの生活相談を受ける。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスで
産業医ラボ.comの専属精神保健福祉士として活躍している。
主に従業員・一般個人のメンタルヘルス相談や
ストレスチェックに関する企業へのサポート業務を担当。

「大澤先生の一問一答」
https://sangyouilabo.com/category/qanda/

 

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