
毎月22日は禁煙の日 加熱式たばこは害がない?当社専属保健師が〝紙たばこと加熱式たばこの違い〟を解説
毎月22日は、禁煙の日です。5月の世界禁煙デーまで毎月22日に「禁煙」に関するコラムを更新していきたいと思います。今月は、「たばこの種類」について当社専属保健師がご紹介します。
■たばこの種類と健康影響とは
近年、紙タバコから加熱式タバコに変えました。と、まるで禁煙したかの如くお話しいただくことが多いのですが、本当に加熱式タバコは安全なのでしょうか?たばこには様々な種類があります。
どれもタバコ葉が材料なので、ニコチンは含まれます。
吸い込む深さ等から、がんの出来やすい部位は異なります。
厚生労働省:禁煙支援マニュアル(第二版)
https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/kin-en-sien/manual2/dl/addition01.pdf
厚生労働省:禁煙 参考資料
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000204548.pdf
■紙タバコと、加熱式タバコはニコチンや発がん性物質は、どの位の違いがある?
厚生労働省:禁煙支援マニュアル(第二版)
https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/kin-en-sien/manual2/dl/addition01.pdf
厚生労働省:加熱式たばこにおける科学的知見
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000201435.pdf
加熱式タバコと紙タバコはニコチン関して差が無いものもありますが、発がん性物質については多くても四分の一程度になっています。ただ、発がん性物質がゼロではないので紙タバコでないから良いではなく、禁煙の努力なさることをお勧めします。
また、紙タバコの副流煙の害は明確になっていますが、加熱式タバコについては、現在も周りに対する影響を研究されています。今だ、長期使用に伴う健康影響は明らかになっていません。健康被害が明らかになってからでは遅いので、今から加熱式タバコ喫煙者も禁煙を実行しましょう!
■ 執筆 ■
小岩 統子
こいわ とうこ
株式会社Central Medience
産業医ラボ.com専属保健師
臨床にてICU・内科・訪問看護を5年ほど経験したのち、
健康保険組合・企業などにて13年間産業保健師として活躍。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスに入社し、
産業医ラボ.comの専属保健師として活躍している。
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