
セルフタッチでオキシトシンを増やし、ストレスの緩和や免疫力アップにつなげよう! 当社専属精神保健福祉士が紹介します
日々の生活や仕事などで誰しもストレスが溜まりますが、オキシトシンというホルモンを増やしてストレス緩和や免疫力が上げられるんです。今回のコラムでは、オキシトシンとは?どうやって分泌させたらいい?など、当社専属の精神保健福祉士がご紹介します!
■「オキシトシン」とは
オキシトシンとは脳の視床下部で生産されるホルモンのことで、もともと出産の際に緊張や痛みなどを和らげる効果があることは知られていますが、さらに不安やイライラも和らげてくれると言われています。
これはオキシトシンが分泌されることで副交感神経の働きが活発になり、自律神経のバランスが整うことでストレスの緩和や免疫力アップなど心身にさまざまな好影響があるからです。
さらにオキシトシンがたくさん分泌されると、やる気や集中力をアップさせるドーパミンや心を穏やかに保つのに必要なセロトニンも分泌されます。
そんなオキシトシンの分泌を促してくれる簡単な方法が「セルフタッチ」です!
■「セルフタッチ」とは
オキシトシンの分泌を増やす方法にタッチングというものがあります。これは、家族や恋人、親しい友人、ペットなどと触れ合うことで分泌を促進させるというものです。
しかし、ソーシャルディスタンスを求められる昨今は、誰かと触れ合うことが難しくなっていますが、自分で自分と触れ合う「セルフタッチ」でもオキシトシンが分泌されることがわかっています。
セルフタッチの方法は簡単です。
手のひらで優しく包み込むように服の上からでも腕や脚、胸やお腹を撫でてあげるだけです!
好きな香りのアロマオイルなどを使ってマッサージをすれば、さらに好影響が期待できます。
先日のコラムでもご紹介したとおり、アロマオイルの香りにも不安やイライラを落ち着かせる効果があるからです。
漠然とした不安やホルモンバランスの崩れによるイライラなどの感情は、好きな香りを嗅いでリセットしよう!当社専属の精神保健福祉士が紹介します!
■セルフタッチ以外でオキシトシンを増やす方法
自分で自分を撫でてあげる以外にもオキシトシンを増やす方法があります。
・肌触りの良いものに触れる
・猫や犬などの可愛い動物の動画を見る
・人に親切にする
・音楽や映画で感動する
・マインドフルネスなどの瞑想をする
誰かに「ありがとう」を伝えるなど、日常生活においてのちょっとした行動でオキシトシンは分泌されるのです。
マインドフルネスに関するコラムを掲載していますので、ぜひご覧ください!
■まとめ
セルフタッチによって自分の心を自分で「手当て」してあげることで、日頃のイライラやストレスで傷ついた心を癒してあげましょう。
■ 執筆 ■
大澤 海実
おおさわ あみ
株式会社セントラルメディエンス
産業医ラボ.com専属精神保健福祉士
入社前は精神科のクリニックにて
AC(アダルトチルドレン)やaddiction(依存症)の患者を対象に
数多くの生活相談を受ける。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスで
産業医ラボ.comの専属精神保健福祉士として活躍している。
主に従業員・一般個人のメンタルヘルス相談や
ストレスチェックに関する企業へのサポート業務を担当。
「大澤先生の一問一答」
https://sangyouilabo.com/category/qanda/
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