
【お名前:智子さん / 性別:女性 / 年代:40代】
会社にうつ病かもしれない部下がいるのですが、どうしてあげたらいいですか?
ご質問ありがとうございます。
うつ病かもしれない部下がいたら、上司としては心配ですよね。
意外とうつ病かもしれない部下本人もそれに気付いていないことがあります。
ですので、上司が専門機関などに促してあげることも必要となってきます。
■うつ病のサイン
- 遅刻や欠勤が増え、会社に来たがらない
- 集中力や記憶力、判断力が低下し仕事のミスが増える
- 同僚や上司と会話をしたがらず、人との接触を避ける
- イライラして落ち着きがなく、感情的な反応が多い
- 仕事に対しての興味を失い、何事にもおっくうになる
もちろん一時的な仕事量の変化により、気分の落ち込みやイライラが起こることはあります。しかし上記のような傾向が10日から2週間以上続くようであれば、お勤めの産業医や医療機関などの専門機関に受診をすすめる必要があります。
しかしこれはかなりデリケートな問題となってくるので、促すタイミングや場所などに配慮しなければなりません。本人が自覚していない場合は特に注意が必要です。
部下と二人きりになれる環境を作ることができれば、その状況で話すのが一番良いでしょう。このとき、本人のミスを客観的に指摘し、あくまでそうなってしまった経緯を健康面から心配していると伝えるのが望ましいでしょう。間違っても「病気じゃないのか」「メンタルが弱っているのか」など直接的な言い方をしないようにしましょう。
決してメンタルにおいて産業医や相談室に行くことや医療機関などに受診することが、自分を責めることでも恥じることでもないことを本人に理解させることが大切です。
心の病気になることは誰かのせいでも、特別なことでもありません。
誰にでも起こり得ることです。
そのことを十分に理解し智子さんが負担になることなく、可能であればカウンセリングや受診を部下に促してみてください。
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