
【お名前:うるうる/ 性別:女性 / 年代:10代】
過去あったことを掘り返して自分で自分を苦しめてしまいます。早く忘れたいと思っているのについ癖のようにやってしまいます。
なのでなるべくやらないように最近は寝落ちをしているのですが、そうすると睡眠の質が落ちてしまいます。この好意は自傷行為と同じですか?対処法などあれば教えて欲しいです。
ご質問ありがとうございます。
自分が苦しむと分かっていても、過去にあった出来事を繰り返し思い出してしまうのは、自傷行為ではありません。自傷行為とはリストカットや抜毛、怪我をするまで壁を殴るなど物理的に身体の一部を傷つけることを言います。
確かに自分が苦しむと分かっているのに掘り返してしまうことは、自分を傷つけているように感じるかもしれませんが、これは「反芻思考」と言い、誰もが一度は経験することのある思考です。
ですが、反芻思考の強い人はうつ病などのメンタル不調を起こしやすい傾向にあります。
自分のダメなところや弱いところばかりに目を向けてしまうことで、自分のいいところが見えなくなり自己肯定感が低くなってしまうのです。
とは言え、嫌なことは早く忘れたいですよね。
しかし、人間の記憶は良い事より悪い事の方が強く残りやすいと言われています。
パソコンのように嫌な記憶をゴミ箱にドラッグアンドドロップできたらどんなにいいかと私も思います。
記憶を簡単に消すことは出来ませんが、考えない練習をすることは出来ます。
その方法としてマインドフルネスを実践することです。
実際にメンタルクリニックの治療などにも使われている方法で、場所も選ばずやり方も簡単なのでお勧めです!
「マインドフルネス呼吸法でストレスケア~やり方と脳への効果~」
他にも適度な運動や、太陽の光を浴びてセロトニンの分泌を促したり、好きな音楽やアロマオイルを焚いて音や匂いなどの刺激で敏感になっている思考を落ち着かせるのもいいでしょう。
それでも気分の落ち込みが強くなったり、眠れないなどの症状が出てきたら無理をせず周りの人や専門機関に相談することをお勧めします。
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