
【お名前:りょうたろうさん / 性別:男性 / 年代:30代】
メンタルの問題で、休職中の方に上司としてどの程度の頻度で連絡をするのがベストなのでしょうか?また内容はどのような形でおこなうのがいいのか教えて下さい!
ご質問ありがとうございます。
休職中の従業員の状態を把握しておくことは重要です。
しかし病気で療養中のため病状報告は本人の状態に合わせる必要があります。
人によって対応が違うと混乱を招く恐れがあるため、対応窓口は一人に絞ることが大切です。
基本的には人事担当者が行いますが、産業保健スタッフや衛生管理者、上司などの中で本人にとって連絡のとりやすい方が担当になると、本人の負担が軽減されます。
企業側の連絡窓口はひとつでいいですが、休職者の連絡先は多いほうが望ましいです。本人の具合が悪くて連絡が取れない場合に備え、自宅の番号や家族の連絡先なども事前に本人の了承を得たうえで聞いておいたほうがいいでしょう。
連絡手段は、最初のうちはメールで生活リズムなどの近況、病状、治療状況などを報告してもらい、回復してきたら休職期間の見通しなどを加え電話や対面に変えていくと良いでしょう。
頻度は1か月に1回程度とし、状態が良くなってきたら2週間に1回と増やしていきましょう。
本人に職場復帰への焦りを与えないように「会社はじっくり待っているから、今は治療に専念するように」と伝えることも大切です。
担当窓口以外の上司や同僚からの連絡に関してですが、リスク管理のことを考えるとしない方がいいと言えます。もちろん仕事に関することなんてもってのほかです。
しかし友人としてひと声かけてあげたいという気持ちもわかります。本人にとってそのような連絡が心の支えになることもあれば、逆に負担になることもあるのであくまでもお互いの責任の中でやっていただくことになると思います。
りょうたろうさんと休職中の方との関係性やその方の病状を考慮した上でりょうたろうさんのできるフォローを行ってあげてください。
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