
【お名前:ゆりさん / 性別:女性 / 年代:20代】
心の病気になったときに精神科に行くのか心療内科に行くのか悩んでしまいます。精神科と心療内科ってどう違うんですか?
ご質問ありがとうございます。
精神科と心療内科の違いについて意外と知らない方が多いかもしれません。
もしくは、両方とも心の病気を扱う科だと思われがちですが、実際は精神科と心療内科は取り扱う病気も種類も異なります。
心療内科は、大きな括りで言うと内科になり、様々な心の不調により体に表れた症状を治す診療科です。例えば、下痢や腹痛、強い動悸や血圧が高くなるなどの身体症状が出ているにもかかわらず、内科の病院で検査をしても異常が見つからないのに症状が続く場合に心療内科の受診を勧められます。「心」と書いてあっても内科の一部と考えたほうがわかりやすいかもしれません。
精神科は、心の症状や病気を扱う科であり、不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などの症状が表れた場合に受診します。さらにアルコールや薬物などの依存症も精神科の分野となります。
もし受診する診療科で迷われる場合、体の不調がメインだけど検査をしても異常がない、もしくは経過からストレスなどが関連していると思われる場合は心療内科を受診し、不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などの心の症状がメインの場合は精神科を受診されることをお勧めします。
もちろんこれがすべて当てはまるというわけではありませんが参考程度に覚えておくといいと思います。どうしても選択に迷う場合は医療機関に電話で問い合わせるといいかもしれません。
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