
【お名前:浩美さん / 性別:女性 / 年代:40代】
最近、13年一緒にいた飼い猫が亡くなり、何もやる気がおきません。どうしたらいいでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
長年一緒に連れ添ったペットが亡くなるのは本当に悲しいことですよね。
それはもしかすると、「ペットロス」かもしれません。
ペットロスとは「ペットロス症候群」ともいい長い間、一緒に過ごしてきたペットを失ったことからくる喪失感や虚無感、さらには身体的不調をいいます。
■ペットロス症候群の主な症状
- 深く落ち込む
- 何事においても関心や興味を持てなくなる
- 喪失感や罪悪感
- 仕事や家事に意欲をもって取り組めなくなる
- 疲労感
- 不眠や食欲不振
精神的な症状だけでなく、不眠や食欲不振などの身体的な不調もあらわれます。特にペットを失った直後は、このような感情が強くあらわれることがペットロス症候群の特徴です。
一緒に過ごした時間が長ければ長いほど、その悲しみは深く、落ち込み具合も激しいものになってしまいます。さらには、「いつもまでも悲しんでいてはいけない」と自分の感情を抑えすぎると、逆に悲しみから解放されないことがあります。
まずは悲しみを溜め込まずに、自分の気持ちが落ち着くまでしっかり泣くことが大事です。
なぜなら、悲しみを溜め込んでしまうとうつ病に進行してしまうことがあるのです。
ペットの死をきっかけに憂うつな気分や虚無感、不眠や身体の不調などが2週間以上続くような場合は、医療機関などの専門医に相談してみてください。
■ペットロス症候群を克服するには
- 事実を受け止めて無理をせず、思いのままに悲しむこと
- 無理に何かをするのではなく、ゆっくり休む
- 新しいペットを飼う
決してひとりで抱え込もうとせず、同じ経験をした人や家族や友人に話しを聞いてもらうことも支えになります。
浩美さんのできることから始めてみてください。
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