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コロナ禍で在宅時間が増え、飲酒量が増えていませんか?当社専属保健師が解説【3分で出来るアルコール依存度チェック】をしてみよう!

コロナ禍で在宅時間が増え、飲酒量が増えていませんか?

当社専属保健師が解説【3分で出来るアルコール依存度チェック】をしてみよう!

 

■CHECK POINT!

①アルコール依存とは?
②3分で分かる!アルコール依存チェックをしてみよう
③同じ1杯でも全然違う!

 

昨年から続くコロナ禍で、今までより在宅時間が増えた方も多いかと思います。外出を控えている今、ついつい飲酒量が増えていませんか?もしかしたらアルコール依存になっているかもしれません。今回のコラムでは、3分で分かるアルコール依存症チェックなど当社専属の保健師がアルコール依存について解説いたします!

 


 

アルコール依存とは?

アルコールは麻薬、覚せい剤、タバコ、睡眠薬などと同じ依存性のある薬物の一種です。そして、他の薬物と同じく、下記のようなプロセスを経てアルコール依存症という病気になります。習慣的に飲酒をしていると、まず耐性が形成されます。耐性とは同じ量の飲酒でもあまり効かなくなってくることです。いわゆる「酒に強くなってきた」状態です。

少量の飲酒ではあまり効果がなくなり、同じ効果を求めて徐々に酒量が増加していきます。そして、精神依存という症状、簡単に言うと「お酒が欲しくなる」状態になります。酒がないと物足りなくなり飲みたいという欲求を感じるようになります。さらに依存が強くなると、お酒が切れてしまうと家の中にまだお酒がないか探したり、わざわざ出かけて買いに行くような行動が現れます。長年ある程度の量の飲酒を主観的に続けていると、しまいには身体依存が出現します。(身体依存とは、酒が切れると身体的症状が出ることで、不眠、発汗、手の震え、血圧の上昇、不安、イライラ感、重症な場合幻覚、けいれん発作を起こしたりすることもあります。)飲酒による問題は、肝臓や膵臓、脳・神経などの様々な臓器に悪影響を及ぼします。

出典:依存症対策全国センター わかっているのにやめられない~それって依存症かも~

■アルコール依存度チェックをしてみよう!

まずは、3分で簡単に分かるアルコール依存度チェックをしてみましょう!

3分で分かる!アルコール依存度チェックはこちらからダウンロード

 

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット AUDIT

日本酒(15度)1合のドリンク数は? 
180ml(1合)×0.15×0.8=21.6g(≒2.2ドリンク)

ビール(5度)350ml 2本のドリンク数は? 
350×2×0.05×0.8=28g(≒2.8ドリンク)となります。
 
日本酒1合と、ビール350ml 2本を摂取すると5ドリンクになります。

適量といわれる量は、1ドリンクです。
お酒の種類によって、同じ量を飲んでもドリンク数が全然違うのが分かると思います。上記の表を参考にして、ご自身のお酒の量を調整してみるのもいいかもしれませんね。

皆様は、依存傾向でしたか?家で飲むと、いつでも横に慣れる安心感から、酒量が増えがちになります。オンラインで飲むときには、みんなで終了時間を決めて、適量になるように楽しみましょう。

 


 

■ 執筆 ■
小岩 統子

こいわ とうこ
株式会社ヴェリタスジャパン
産業医ラボ.com専属保健師

臨床にてICU・内科・訪問看護を5年ほど経験したのち、
健康保険組合・企業などにて13年間産業保健師として活躍。
現在は、当運営会社 株式会社ヴェリタスジャパンに入社し、
産業医ラボ.comの専属保健師として活躍している。

 

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