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子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種とは?接種回数、間隔や副反応について当社専属保健師が解説します

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種とは?接種回数、間隔や副反応について当社専属保健師が解説します

 

■CHECK POINT!

①子宮頸がんワクチンとは
②何回接種する必要がある?
③接種前、接種後に注意すべき点は?

成人女性なら、定期的にお住まいの市町村から子宮頸がん検診のお知らせやクーポンが届くので、「子宮頸がん」という言葉は何度も耳にしたことがあると思います。
検診以外にも原則13~16歳相当ですと公費で子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種を受けられるのです!接種回数や接種間隔はどのぐらい?副反応についてなど、当社専属保健師による「子宮頸がんワクチン」についてご紹介いたします。

 


 

■子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)とは?

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類のヒトパピローマウイルス(16型と18型)などに持続感染等の予防効果をもつワクチンです。
現在、サーバリックス®とガーダシル®の2種類のワクチンが販売されており、これまで、16型と18型の感染やがんになる手前の異常(異形成)を90%以上予防したと報告されています。

2013年4月に中学1年生になる年度(小学校6年)への接種が開始されましたが、接種後にからだの広範囲が痛むなどの多様な症状の訴えが相次ぎ、定期接種の対象であることは変わりませんが積極的接種の勧奨は差し控えていました。
そして今年10月の厚生労働省の部会にて、積極的勧奨にする方向性で話し合われました。

ワクチンの接種後に見られる副反応が疑われる症状については、接種との因果関係を問わず収集しており、定期的に専門家が分析・評価しています。その中には、まれに重い症状の報告もあり、具体的には以下の通りとなっています。

出典:厚生労働省 子宮頸がんワクチンの接種を受ける皆さまへ
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/pdf/leaflet_h25_6_01.pdf
出典:厚生労働省 小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ
https://www.mhlw.go.jp/content/000679261.pdf

 

■子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は何回接種の必要がある?

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、3回の接種が必要です。
予防接種法に基づく標準的な接種は、中学1年生となる年度に以下のとおり行うこととなります。
(高校1年相当まで、公費負担で接種可能。それ以外の年齢では、3回接種でおおよそ4~5万の費用がかかります。)

※積極的推奨が控えられていた年代(H9年度生まれ~H17年度生まれの9学年)においても令和4年4月~令和7年3月の3年間で順次フォローアップされ、公費で無償にて接種できると厚生労働省より発表がありました(2021年12月追記)

 

サーバリックス®

1回目の接種を行った1か月後に2回目を、6か月後に3回目の接種を行います。

ガーダシル®

1回目の接種を行った2か月後に2回目を、6か月後に3回目の接種を行います。

 

■接種の際に注意することとは?

次のいずれかに該当する方は、特に健康状態や体質などを担当の医師にしっかり伝え、予防接種の必要性、リスク、有用性について十分な説明を受け、よく理解した上で接種を受けてください。

接種前

・血小板が減少している、出血した際に止まりにくいなどの症状のある方
・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患のある方
・予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方
・過去にけいれんの既往のある方
・妊娠又は妊娠している可能性のある方
・ワクチンを接種した後や、けがの後等に原因不明の痛みが続いたことがある方

接種部位には主に、腕の肩に近い外側の部分(三角筋)が選ばれるので、接種当日はこの部分を露出しやすい服装にしてください。

接種後

・針を刺した直後から強い痛みやしびれが生じた場合は、担当の医師にすぐに伝えて針を抜いてもらうなどの対応をしてもらって下さい。また、その後の対応についても相談してください。
・予防接種直後に、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神が現れることがあります。失神し、倒れて怪我をする例も報告されているため、接種後の移動の際には保護者の方が腕を持つなどして付き添うようにし、接種後30分ほどは体重を預けられるような場所で、なるべく立ち上がることを避けて待機して様子を見るようにしてください。
・予防接種一般に言えますが、予防接種当日は激しい運動は避け、接種部位を清潔に保ち、また、接種後の体調管理をしっかり行ってください。接種部位の異常や体調の変化、さらに高熱、けいれん、長期間持続する激しい痛みなどの異常な症状を呈した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
・接種後に気になる症状が現れたときは、以降の接種を中止、延期することが可能です。気になる症状があれば、担当の医師に相談してください。

 

有効性とリスクを理解して、接種するのかどうか、お考え下さい。
成人の場合、お住まいの市区町村が数千円かかる費用の大部分を負担し、一部の自己負担で子宮頸がん検診を受けることができます。こちらも活用し、定期的に健診を受けましょう!
年間11,000人ほどが子宮頸がんに罹り、2,800人がなくなっております。

出典:厚生労働省 HPVワクチンについて
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/1-1_1006.pdf
出典:厚生労働省 がん検診の種類について
https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/000462461.pdf

 


 

■ 執筆 ■
小岩 統子

こいわ とうこ
株式会社ヴェリタスジャパン
産業医ラボ.com専属保健師

臨床にてICU・内科・訪問看護を5年ほど経験したのち、
健康保険組合・企業などにて13年間産業保健師として活躍。
現在は、当運営会社 株式会社ヴェリタスジャパンに入社し、
産業医ラボ.comの専属保健師として活躍している。

 

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