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小中学生の1~2割に“うつ“傾向、周囲に相談できない姿が浮き彫りに コロナ禍でのこどもの“うつ”について精神科医が解説します!

小中学生の1~2割に“うつ“傾向、周囲に相談できない姿が浮き彫りに コロナ禍でのこどもの“うつ”について精神科医が解説します!

小中学生の1~2割に“うつ“傾向、周囲に相談できない姿が浮き彫りに コロナ禍でのこどもの“うつ”について精神科医が解説します!

 

コロナ禍になって2年以上が経ち、様々な制限で気持ちが落ち込んだりする方も少なくなかったと思います。それはこどもも同様です。今回のコラムでは、こどもの“うつ”について、対処方法など精神科医にお話しをお聞きしましたのでご紹介していきます!

 


 

■コロナ禍の今、子どもは周囲に相談しにくい?

国立研究開発法人国立成育医療研究センター(東京都世田谷区、五十嵐隆理事長)の「コロナ×こども本部」は、「コロナ禍における思春期のこどもとその保護者の心の実態」として報告書をまとめ、3月に発表しました。
2021年12月に実施した調査によると、小学5~6年生の9~13%、中学生の13~22%に、中等度以上の抑うつ症状が見られたとのことです。
また、典型的な抑うつ症状になっているこどもを描写した文章を読んでもらったところ、小学5年生~中学3年生の94~95%が「助けが必要な状態である」と認識しているのにもかかわらず、「もしあなたが同じような状態になったら誰かに相談しますか」という質問に対しては、小学5~6年生の25~29%、中学生の35~51%が「相談しないで自分で様子を見る」と回答しました。
このデータは、自分がうつになってしまっても周りに相談することなく自分で抱え込んでしまう傾向がこどもたちにあることを示唆しており、重度のこどもはその割合が8~9割にも達し、抑うつ状態が重いこどもほど、割合が高くなっています。また、保護者に「自分のこどもが同じ状況(抑うつ状態)だったら、どうするか」と質問したところ、病院受診を躊躇する割合が2割を超えていました。国立成育医療研究センターは「家庭や教育機関また社会全体が、こどもたちの心の状態の変化を敏感に感じ取り、支援につなげていくことが重要だ」としています。

社会的環境に大きな変化をもたらしているコロナ禍では、こどものメンタルヘルスへの悪影響が懸念されています。

出典:国立研究開発法人国立成育医療研究センター
コロナ禍における思春期のこどもとその保護者のこころの実態報告書
https://www.ncchd.go.jp/center/activity/covid19_kodomo/report/CxCN_repo.pdf

 

こどものうつ症状とは

では、こどものうつ症状はどのようなものが見られるでしょうか?
当社が事業をサポートしている東京都新宿区の市谷八幡クリニック精神科医 西川有希先生にお話を伺いました。

こどものうつ状態の症状として、

・なかなか眠れない
・早く起きすぎてしまう
・寝すぎてしまう
・食欲がない
・イライラしている
・落ち着かない
・集中できない
・やる気がない

などなど、こどもによって色々な状態として現れてくると思います。
言葉で説明することが苦手な子どもの場合は、暴力的になったり、逆に元気がなくなったり、行動がいつもとちょっと違う様子になります。

こどものうつ症状とは

 

相談できる人や場所を作っておこう

家族や友人、学校の先生、近所の人、習い事の先生、保健室の先生、スクールカウンセラーなど誰でもいいので、まずはいつもとちょっと様子が違うときに相談できる人、場所があるといいと思います。
特に、保健室の先生やスクールカウンセラーの先生はもし必要があれば、学校医や保健所、病院などに直接連絡を取ってくれますので、まず相談してみるのも良いかと思います。

大事なことはひとりで抱え込まないことです。

周りの私たちも、いつもとちょっと違う様子に気付いてあげられる余裕をもつことが大事だと思います。現実的にはなかなか大変かと思いますが、ほんの些細なことでいいと思います。
「どう元気?」「元気ないね?どうしたの?」など、ちょっとした声掛けでも大丈夫です。

 

病院を受診する目安は?

受診のタイミングは難しいと思いますが、「死にたい」気持ちが出てきたり(希死念慮)、実際に自傷行為などが見られた場合は、迷わず病院を受診してください。
その場合は、何科でも構いません。できたら精神科がいいですが、はじめての場合は「精神科には行きたくない」「少し行きにくい」などもあると思いますので、かかりつけの病院の先生に相談してみて下さい。必要に応じて行き先を紹介してくれます。
それも難しい場合は、まずは保健室の先生や市・区役所や相談窓口でも、どこでもよいので今の状態を伝えてください。必要な場所に繋げてくれます。

 


 

 解説 

西川 有希先生

市谷八幡クリニック
精神科医

2013年 東邦大学卒業
埼玉県内の市中病院で初期研修終了後、
川越市の西川病院(精神科)で勤務

 

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