COLUMN

春はメンタル不調に要注意! メンタル不調の症状から予防策までご紹介します!

春はメンタル不調に要注意!

メンタル不調の症状から予防策までご紹介します!

 

だんだんと暖かくなり、春らしい季節になってきました。ですが、春のウキウキとした気持ちの一方で、気持ちの晴れないうつ状態になりやすいのも春の特徴です。

 

■ なぜ春はメンタル不調が起きやすいのか?

春は、気候はもちろんこと、新しい職場や新しい環境に移る人も多く「変化」が多い季節です。さらに昼夜の寒暖差の大きい季節でもあり、このような気温や環境の変化は知らず知らずのうちに心身が疲労し、メンタルを支える自律神経の働きが乱れてしまうのです。毎年、春頃より、定期健康診断は年1回、特殊業務にかかわっている方は、特殊検診を年2回受診しているかと思います。そもそも、なぜ健康診断を受診するのかご存じですか?

 

■ 春に起こりやすいメンタル不調の症状

・ 気分が落ち込んで、なにをするのも憂うつ
・ 体がだるくて、やる気が起きない
・ 物事に集中できない
・ 不安や心配が頭を離れない
・ 食欲がない、または過食してしまう
・ 寝つきが悪い

など、上記のような症状が現れていたら「心の休憩」が必要かもしれません。

 

■ 春のメンタル不調を防ぐためにできること!



① 生活リズムを整える

1日のスタートである朝は太陽の光を浴びて体内時計をリセットします。日中はなるべく活動的な行動や軽い運動を行い、夜は深い眠りにつくというようなメリハリのある生活を送りましょう。ポイントは「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」の3つ時間を毎日なるべく同じ時間になるように心がけることです。

② 決まった時間に栄養バランスのよい食事をとる

規則正しく食事をとることで、体内時計を整えることができます。さらに旬の食材は栄養が豊かで、食べる楽しみも膨らみます。体内時計を整える効果がある、卵や大豆、肉、魚などタンパク質をしっかり取るとよいでしょう。

③ 体温調節をしっかりとしましょう

気温の変化はそれだけでもストレスになります。気候が不安定な春は温かい日でもすぐに脱ぎ着できるような上着を持参しましょう。

④ 十分な休養をとり、疲れをリセット

気付かないうちに疲れてしまいがちな春は、何もしない時間をつくることも必要です。せっかくの休日だから何かをしようとするのではなく、何もしない休日をつくるのがいいでしょう。その際、スマホやパソコンなどからも離れデジタルデトックスを行うと余計な情報に惑わされずに疲れをリセットできます。

 

 まとめ

春は陽気なイメージの一方で、メンタルが大きく乱れがちな季節でもあります。環境や気温の変化によって知らず知らずのうちにストレスを感じ、心身が疲労しているかもしれません。十分な休養と栄養で、心と体を整えて新たな季節を過ごしましょう!もし、上に挙げたような症状が2週間以上続く場合は、早めに専門機関に受診することをお勧めします。

 

■ 執筆 ■
大澤 海実
おおさわ あみ

入社前は某精神科のクリニックにて
AC(アダルトチルドレン)やaddiction(依存症)の患者を対象に
数多くの生活相談を受ける。

その後、産業医ラボ.comの専属精神保健福祉士として入社、
主に従業員・一般個人のメンタルヘルス相談や
ストレスチェックに関する企業へのサポート業務を担当している。

「大澤先生の一問一答」
https://sangyouilabo.com/category/qanda/

産業医ラボ.comでは、保健師・精神保健福祉士によるメンタルヘルス相談窓口を開設しております。
薬剤師によるお薬相談も承っておりますので是非ご活用下さい!!

 
メンタルヘルス・お薬相談ROOMはこちら↑

産業医ラボ.com

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 梅雨の時期はメンタル不調になりやすい?梅雨時期に感じやすい心身の…
  2. 湿度が上がると熱中症の危険度が上がる!?熱中症を予防するための3…
  3. 2023年1月26日から利用開始の「電子処方箋」 紙の処方箋とは何が違う?電子化するメリットをご紹介します! 2023年1月26日から利用開始の「電子処方箋」 紙の処方箋とは…
  4. 3月18日は「春の睡眠の日」 寝つきが悪い、眠りが浅い…は、メンタル不調のサインかも?睡眠の質を上げるコツを当社専属の精神保健福祉士が紹介します 3月19日は「世界睡眠デー」寝つきが悪い、眠りが浅い…は、メンタ…
  5. 飲酒量が増える年末年始は、お酒のトラブルに要注意!「健康を守るための12の飲酒ルール」を紹介します 飲酒量が増える年末年始は、お酒のトラブルに要注意!「健康を守るた…
  6. 小中学生の1~2割に“うつ“傾向、周囲に相談できない姿が浮き彫りに コロナ禍でのこどもの“うつ”について精神科医が解説します! 小中学生の1~2割に“うつ“傾向、周囲に相談できない姿が浮き彫り…
  7. 『働き方改革関連法』施行により、ワークライフバランスの実現は可能…
  8. コロナ禍の今だからこそ自分自身を大切に!メンタルヘルス不調になら…

Facebook

最新の記事

  1. 【2023年春 最新版】新型コロナワクチン接種、次はいつ接種したらいい?対象者判定チャートで紹介
  2. 2023年4月より子宮頸がん「9価HPVワクチン」も選択肢に 現在のワクチンとの比較と選び方は? キャッチアップ接種について当社専属保健師が紹介

おすすめ記事

  1. 【大澤先生の一問一答】
PAGE TOP