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オミクロン株「第6波」感染急拡大 再びテレワークで従業員のストレスに要注意!企業が行うべきメンタルヘルス対策とは?当社専属の精神保健福祉士が解説します

オミクロン株「第6波」感染急拡大 再びテレワークで従業員のストレスに要注意!企業が行うべきメンタルヘルス対策とは?当社専属の精神保健福祉士が解説します

オミクロン株「第6波」感染急拡大 再びテレワークで従業員のストレスに要注意!企業が行うべきメンタルヘルス対策とは?

当社専属の精神保健福祉士が解説します

 

新型コロナウイルスはオミクロン株の流行で第6波が到来したと言われています。感染拡大に伴い、再びテレワークを行う企業が増えて新たなストレスが発生しているにも関わらず、従業員同士が接する機会も減っているため、従業員のメンタルヘルス不調に気付けない企業が多いようです。そこで、テレワーク環境だからこそ従業員のメンタルヘルス対策として活用したいのが“ストレスチェック”です!
今回のコラムでは、テレワークにてメンタル不調に陥りやすい原因は何か、ストレスチェックってなに?企業はどう対応したらいいのかなど当社専属の精神保健福祉士が解説します!

 


 

テレワークにおけるメンタル不調の原因

オフィスワークではなく、テレワーク環境において新たなストレスが発生しています。

〇コミュニケーション不足
オフィス勤務とは違い、テレワークでは顔を合わせて会話をする機会がほとんどなく、文字や音声を介して行われることが多いと思います。そのため、相手の表情や気分などが直接読み取ることができません。さらにオフィスでは相談や質問、軽い雑談をすることが簡単にできましたが、テレワークではそれが難しいためコミュニケーションの量が格段に減ってしまいます。そのためコミュニケーション不足は不安やストレスが溜まりやすく、メンタル不調につながりやすくなります。

〇仕事とプライベートの切り替えが難しい
仕事の場が自宅になってしまうため、終業時刻になってもダラダラと業務を続けてしまうとプライベートとの切り替えが難しく、常に仕事のことを考えてしまう環境になってしまいます。さらに休日や昼夜問わず仕事を続けてしまうことで長時間労働につながりメンタル不調を来す恐れがあります。

〇上司からの評価に対する不安
テレワークでは、自分の働きぶりを上司が直接見ることはなく、業務の成果だけで判断されることになります。そしてコミュニケーションの量も減っていることから業務態度を判断することも難しく、同僚にどう思われるかなどの不安も起こります。そのため人事評価を含む自分の評価を気にしてストレスを抱えてしまうことも多いようです。

 

ストレスチェックとは

ストレスチェック制度とは、2015年から常時雇用する労働者が50人以上の事業場に、年に1度義務づけられた制度で、いくつかの質問に対して労働者が回答することで自分自身のストレスの程度を数値化することができます。企業が取り組むべきメンタルヘルス対策で重要なのは、ストレスを発生させない職場をつくる「一次予防」です。そのための手段として厚生労働省はストレスチェックの実施を促しています。
目に見えないメンタルヘルス不調を早期に発見するためには、定期的にストレスチェックを実施していく必要があります。テレワーク環境だからこそ増えてしまった不安やストレスを早期発見・予防するためには、ストレスチェックを年1回に限らず、1年間に数回程度行うこともお勧めです。

●産業医ラボでもストレスチェックを受検することができます

個人の方は無料で受検できますので、ぜひご活用ください!また、企業の方の場合は産業医ラボまでお気軽にお問い合わせください。詳細は下記からご確認ください。

 

https://checklabo.com/

 

■ストレスチェック後の企業が行うべき対応

ストレスチェック実施後、医師の面接指導が必要と判定された実施者が面接指導を申し出た場合、企業は面接指導を実施する義務があります。そして企業は面接指導を行った医者から結果の報告を受け、必要に応じ就業上の措置を講じることになります。また、ストレスチェックの結果を集団ごとに分析することで職場環境の改善に活かすことができます。

■まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴いテレワークを導入する企業が増えている一方で、新たな不安やストレスを抱えている従業員も増えてきています。従業員同士が接する機会が減り、業務時間が曖昧になりやすいテレワーク環境だからこそ自社のストレスチェックの確認・見直しを行い、従業員のメンタルヘルスケア対策を改めてみてはいかがでしょうか。


 

■ 執筆 ■
大澤 海実
おおさわ あみ

株式会社セントラルメディエンス
産業医ラボ.com専属精神保健福祉士

入社前は精神科のクリニックにて
AC(アダルトチルドレン)やaddiction(依存症)の患者を対象に
数多くの生活相談を受ける。
現在は、当運営会社 株式会社ヴェリタスジャパンに入社し、
産業医ラボ.comの専属精神保健福祉士として活躍している。
主に従業員・一般個人のメンタルヘルス相談や
ストレスチェックに関する企業へのサポート業務を担当。

「大澤先生の一問一答」
https://sangyouilabo.com/category/qanda/

 

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保健師・精神保健福祉士によるメンタルヘルス相談窓口を開設しております。
薬剤師によるお薬相談も承っておりますので是非ご活用下さい!!

  
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