
今月は寝不足のピーク!?
睡眠改善インストラクターが伝授、W杯観戦でもスッキリ朝を迎える方法とは?
サッカーW杯も中盤戦、夜ふかし&早起きなどいつもより睡眠が不規則になりがちで寝不足と感じている方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、冬の寒い時期の睡眠術を睡眠改善インストラクターのアドバイスと共にご紹介します!
■睡眠の質を上げるなら、太陽の光を浴びる
睡眠不足で朝を迎えてしまったら、まずは起床後の5分太陽の光を浴びましょう。
光の効果は体内時計を24時間に調節することにあります。ヒトの体内時計の周期は24時間より長めにできているため、長めの体内時計を毎日早めてあげないと、ずるずると生活が後ろにずれてしまいます。朝の光には後ろにずれる時計を早める作用があります。起床直後の光が最も効果的なので、起きたらまずカーテンを開けて自然の光を部屋の中に取り込むことが必要でしょう。
厚生労働省 e-ヘルスネット 快眠と生活習慣
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-004.html
とはいえ、冬は日の出時間が夏に比べて約2時間遅いこと、寒くて布団からなかなか出られないなど、起床するにはなかなか条件が悪いのも事実です。
そこで寝不足な朝を迎えてしまった時に役立つ方法を、睡眠改善インストラクターの竹田浩一さんに聞いてみました!

Q.スペイン撃破でサッカーファンにとってはまだまだ寝不足な日々が続きそうですね。
A.そうですね。W杯もそうですが、年末年始に向けてイベントが増えたり、昨年よりは外出が緩和されているので、睡眠が不規則にはなりがちが時期と言えるでしょう。
Q.竹田さんも趣味でサッカーをされているそうですが、朝早いこともあると思います。どうされていますか?
A.僕は朝起きたら太陽の光を浴びます。冬は寒いので、窓越しでも数分浴びながらスッキリしていますね。
Q.睡眠時間が足りない場合、寝不足に効果が期待できそうなことはありますか?
A.冬は日の出の時間が遅いので、出勤時間から逆算して朝日を浴びるのが難しいこともあるでしょう。今回は、寝不足を乗り越える3つの方法をご紹介しましょう!
その① 朝食を摂る
朝食を食べる事で胃腸などの消化器官が活動を始め体が温まり眠気が多少ですがやわらぎます。起床後、1時間以内に摂っていただくと効果が高いといわれています。
その② 覚醒作用のあるカフェインを摂る
眠いならカフェインを摂取しましょう。カフェインを摂取しても眠気が取れない人や少量でも目が覚める人がいたりと、カフェインへの耐性には個人差がありますのでカフェインの摂取量には注意してください。
その③ 時には休憩も必要
元も子もない話ですが、寝不足を乗り越えるには寝て解消するしかないので休憩時間の昼寝やW杯の試合がない日にしっかりと寝るというのが一番です。
4年に一度のW杯なので、少し無理をするのも理解できます。
睡眠不足になると免疫力も低下するので風邪を引かないよう温かくして観戦してくださいね。
■解説■
竹田浩一
(たけだこういち)
ムーンムーン株式会社代表取締役
日本睡眠改善協議会発行の睡眠改善インストラクターの資格を活用し、プロスポーツチーム、学校や企業などで睡眠講座を開催。
TBSマツコの知らない世界などのテレビや新聞雑誌などにも睡眠の専門家として多数出演。
産業医ラボ.comでは、
保健師・精神保健福祉士によるメンタルヘルス相談窓口を開設しております。
薬剤師によるお薬相談も承っておりますので是非ご活用下さい!!
![]()