
ストレスに打ち勝つ自信
自己効力感を感じていますか?
みなさんも上司から仕事を任された時に「よくわからないけど、できる!」と自信を感じたり、テレビを見ていて「これなら自分にもできそう」と思ったりした経験があるかと思います。この自信は、どこからくる思い込みなのでしょうか?
このような心の状態をカウンセリング用語で自己効力感といいます。生まれながらに備わっている人間の生きていくためのチカラなのです。
自己効力感とは、新しい出来事や困難な出来事と対面したとき、過去の実績や経験に基づいて自分ならできるとみなす思い込みのことです。
自己効力感が強いとどうなるの?
自己効力感が高いと、ストレスを感じても負けないように努力したりなどして、ストレスに耐えることができます。また、自己効力感は悪い生活習慣の改善にも発揮されます。自己効力感を高めることで、喫煙や肥満をコントロールすることができると、ある研究では報告されています。
ここでは性格の一つとして紹介していますが、実は自己効力感は訓練によって高めていくことができます。自己効力感を高める訓練では「できる」という感覚を体験することが大切です。
最初は簡単な仕事や課題をしてみてください。簡単な仕事や課題なら上手くできますよね。「こんなの誰でもできるから…」とは思わず、「ちゃんとできた自分」をまず褒めましょう。
成功体験を繰り返しましょう
そうすれば次は少しだけ難しい仕事や課題に挑戦し、そしてまた成功するというステップを繰り返していきましょう。たまには失敗することもあるかもしれません。でも、自己効力感を身に着けるためには失敗したことに囚われず、成功できたことにより多く注意を向けるようにしてください。
このステップを繰り返すことで「自分はできる」という気持ちの核が形成され自信が身につきます。
まずは小さな目標を見つけましょう
仕事での目標設定をすることが難しい場合、産業医やカウンセラーなどの面談を受けることをおすすめします。カウンセリングの場で相談をして小さな目標を見つけて、簡単にできることから順にひとつずつ達成していく方法を知ることができます。
今は自信がなくても、焦らなくていいのです。
できることから順番にステップを踏み、成功体験をチカラに変えていってください。
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