COLUMN

ストレスコーピングを学ぼう!

ストレスとは?

ストレス社会と言われるほど、私たちは日々の生活の中で様々なストレスと向き合っています。

そもそも私たちはどのようにしてストレスを感じているのでしょうか。
それは、ストレスの原因となる「ストレッサー」が生じ、それを「認知」すると「ストレス」と感じます。
例えば職場において、達成不可能なノルマや円滑に進まない人間関係、上司や同僚からのハラスメントなど、様々なストレスが発生します。それを認知(見る、聞く、感じる)すると私たちはストレスを感じるのです。

このストレス反応は、私たちの身体や心に様々な影響を与えます

身体への影響としては、頭痛や疲労感、倦怠感や不眠などです。
心には気分の低下、不安感、苛立ち、焦燥感などの影響が出ることで行動面においても影響が出てしまいます。

さらには、ストレス反応を放置していると病気になるリスクも高くなります。うつ病やアルツハイマー型認知症、自律神経失調症、胃・十二指腸潰瘍などはストレスが原因で発症するケースが多いです。これらの病気にならないためにもストレスコーピング(ストレス対処)を学び、実践していきましょう。


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ストレスコーピングとは?

ストレスコーピングとは以下の3つに分かれます。

【1】問題焦点型コーピング
問題焦点型コーピングとは、ストレスの原因であるストレッサーに働きかけ、ストレスを認知しないようにする方法です。しかし苦手な上司を異動させるなど、根本的な解決を図ることはできますが、現実的に実現不可能なケースが多く、実行することが困難な場合が多いです。

【2】情動焦点型コーピング
情動焦点型コーピングとは、ストレッサーへの考え方や認知の仕方を変えることによって、ストレスを軽減させる方法です。ストレスの原因となる状況を変えるのではなく、ストレッサーの視点や発想を変えて認知をコントロールすることです。悪い面ばかりではなく、良い面を見るなど物事の見方を変えることも大切です。

【3】ストレス解消型コーピング
ストレス解消型コーピングとは、事前に対処するという今までのコーピングとは違い、ストレスを受けてから実践する方法です。ストレスを感じたと思ったらスポーツや旅行などの気分転換や、ヒーリング効果がある音楽やアロマなどを利用するなどのリラクゼーションを行いましょう。

ストレスコーピングにおいて重要なことは、自覚的にストレス対策を行い、ストレスをため込まない習慣をつくることです。そして自分ひとりで解決しようとせず、誰かに相談することが大切です。解決できないストレスは、家族や友人、同僚や職場の産業医、カウンセラーなどに相談しましょう。

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