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男性も紫外線ケアが必要?紫外線による健康被害やケアについて美容皮膚科医に聞いてみた!

男性も紫外線ケアが必要?紫外線による健康被害やケアについて美容皮膚科医に聞いてみた!

男性も紫外線ケアが必要?

紫外線による健康被害やケアについて美容皮膚科医に聞いてみた!

 

最近のドラッグストアには、男性用の化粧品コーナーが目立つ場所にある店が増えてきています。コーナーで足を止める人も意外と多く、頭髪や肌を気にする人が増えてきていると感じています。街を歩いていても、日傘をさした男性の姿もちらほら。紫外線を気にするのは女性だけではないようです。今回のコラムでは、この季節に知っておきたい紫外線の怖さや対策をお伝えします。

 


 

■紫外線による健康被害に注意

紫外線による健康被害には、日焼けなど急性のものと、長年にわたる蓄積により皮膚ガンなどの病気になるリスクを高めるといった慢性のものがあります。
紫外線には、体内でビタミンDを作るなど良い面もありますが、一方でこうした健康被害をもたらすことをふまえて、子供のときから正しい対策をとることが重要です。

出典:気象庁「紫外線による健康被害の予防」
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-60uvindex_prevention.html

●紫外線の浴びすぎを防ぐには?

①紫外線の強い時間帯を避ける
②日陰を利用する
③日傘を使う、帽子をかぶる
④衣服で覆う
⑤サングラスをかける
⑥日焼け止めを上手に使う
紫外線の浴びすぎを防ぐには?

紫外線が増加すると、人へのさまざまな悪影響があります。多くの研究により、紫外線を浴びすぎると人の健康に影響があることがわかってきました。
「日焼けが健康的である」という説については、日焼けは、私たちの体が紫外線による被害を防ごうとする防衛反応ですが、その効果は小さく、注意信号と考えるべきです。

紫外線を浴びすぎると人の健康に影響がある

皮膚がんに関しては、日本人をはじめ有色人種は白色人種に比べて紫外線の影響が少ないことがわかっています。

出典:環境省「紫外線とは」
https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/01.pdf
https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/02.pdf

 

 

紫外線に関しての疑問を美容皮膚科医に聞いてみました!

私は小学校低学年から野球を続け、家庭を持つようになってからは息子たちの野球チームのコーチを続け、子供たちが成人した今も草野球を続けています。日焼け止めも塗らず、紫外線にさらされることでどんな影響があるのでしょうか?
美容皮膚科医で東京美容クリニック表参道本院の山西智子院長に聞いてみました。

Q:紫外線に無防備なことでどんな影響が出るのですか?
A:疾病として皮膚癌のリスクは上がります。また、皮膚の加齢が紫外線ケアしている人と比べて早く進行します。
(シミ、シワ、イボ、たるみなど)

Q:野外でスポーツをする際に注意すべきことはありますか?
A:野外でのスポーツなど紫外線に晒される日は、日焼け止めを塗るのはもちろん、汗で取れてしまうので2、3時間おきに塗り直してください。屋内でも紫外線の影響はあるので日焼け止めは塗ってください。
できれば飲む日焼け止めも内服すると抗酸化作用があり、間接的な紫外線のダメージを防いでくれます。

Q:日焼けしてしまった後はどうすればいいのでしょうか?
A:高濃度ビタミンC点滴、エレクトロポレーションで鎮静、導入、ビタミンC、E、トラネキサム酸、タチオンなどを内服してください。

「まずは、パックや美白クリームなどのホームケア、足りないものを医療の力で取り入れてみることもおすすめです」と山西院長。

紫外線のことを意識するようになってからは、さっそくドラッグストアに行って保湿美容乳液を購入したり、「飲む日焼け止め」の箱を手にとって効果・効能を確かめたりしました。
皆さんもぜひ、紫外線の危険性を理解して、それぞれの日焼け止め対策を考えてみてはいかがでしょうか。

 


 

■ 解説 ■
山西 智子

やまにしさとこ

美容皮膚科医

大学医学部卒業後、医科大や都内美容クリニックでの勤務を経て、
東京美容クリニック青山本院の副院長就任。
その後、東京美容クリニック表参道本院の院長に就任し、現在に至る。

 

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